立ち合い一気 横綱相撲 アマルサナー初V(鳥取城北) 南東北高校総体

 全国高校総体「はばたけ世界へ 南東北総体」第9日は5日、山形、宮城、福島3県で8競技・種目が行われ、相撲個人でアマルトゥブシンン・アマルサナー(鳥取城北)が初優勝を果たした。準決勝の同校対決でアマルサナーに敗れた石岡弥輝也が3位。団体で2連覇を目指す鳥取城北と、隠岐水産はともに32校で争う決勝トーナメントに駒を進めた。

 ボートは準々決勝が行われ女子ダブルスカルの藤田・沖田(江津工)と河上・岩本(米子南)、男子シングルスカルの小山峻(鳥取東)がそれぞれ組1着で準決勝進出。ハンドボール男子の江津、境はそろって2回戦に進んだ。テニス個人の男子シングルス、女子ダブルスとも初日で山陰両県勢は姿を消した。

 第10日は6日、相撲、ボート、ハンドボールなど8競技・種目が行われる。

【相撲個人決勝】立ち合いで力強く踏み込み、スガラクチャー・ビャンバスレン(日体大柏、右)を押すアマルトゥブシンン・アマルサナー(鳥取城北)=大崎市鳴子スポーツセンター

 力強さと柔軟さで進撃 相撲個人・アマルサナー

 モンゴル出身の留学生対決を制し、相撲個人でアマルトゥブシンン・アマルサナー(鳥取城北)が140人の頂点に立った。95回目の大会で外国出身の高校横綱誕生は初めて。勝負を決めた瞬間、右拳を突き上げ、喜びをあらわにした。

 決勝の相手は、自身より一回り小柄な108キロ。「動いてくる相手に立ち合いで一発かまそう」。頭から低く当たってきた相手を胸で強く「バーン」という強烈な音を立てて押し返し、そのまま前へ。土俵際の相手の捨て身の投げにも動じることなく、そのまま押し出した。まさに横綱相撲だった。

 来日3年目で、昨夏地元開催の中国総体は個人5位。「絶対に優勝したいと思っていた」と流ちょうな日本語でこの一年を振り返った。

 当たり負けしない強さを求めて体づくりに励み、105キロから30キロも増量。得意は右四つだが、相手の相撲に合わせる柔軟さも身に付け、今大会は危なげなく勝ち上がった。

 準決勝では共に団体連覇を目指すチームメートの石岡弥輝也をすくい投げ。石岡の「優勝するのはお前しかいない」という言葉も力にした。

2017年8月6日 無断転載禁止

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