中尾(出雲農林)荒波裂き圧勝 カナディアンS500優勝 南東北高校総体

【カヌースプリント・男子カナディアンシングル500メートル決勝】2分23秒240で、2位に5秒以上の大差をつけて優勝した中尾一稀(出雲農林)=月山湖カヌースプリント競技場
 全国高校総体「はばたけ世界へ 南東北総体」第12日は8日、山形、宮城、福島3県で6競技・種目が行われた。カヌースプリント男子カナディアンシングル500メートルで中尾一稀(出雲農林)が優勝。昨夏のカナディアンペア200メートル続く栄冠を手にした。

 カヌースプリント500メートル種目の決勝でこのほか、男子カナディアンフォアの出雲農林(中尾一稀、中尾勇稀、石原起人、園山直也)が3位入賞。カヤックペアの島根中央(渋田篤志、瀬上一樹)は決勝進出9艇中9位で、入賞を逃した。

 ボクシングは各階級準々決勝が行われ、ライトフライ級の小川達也(境港総合技術)は判定で敗れ5位となり、3月の全国選抜に続く全国タイトル獲得はならなかった。

 第13日は9日、柔道、カヌーなど4競技・種目が行われる。

2位と5秒大差 滑らか加速トップ譲らず

 台風接近で波打つ湖面を切り裂き、カヌースプリント男子カナディアンシングル500メートルで中尾一稀(出雲農林)が圧勝した。2分23秒240は2位と5秒018の大差。「うまくいき過ぎた」と笑いながら、10日決勝の200メートルとの2冠へ気を引き締めた。

 スタートから飛ばすつもりだった決勝。荒れる湖面も考慮し、「8割の力でばたつかせないように」と、速く、かつ滑らかに加速し、トップを譲らずゴール。すぐさま、シャフトの先端をつかんでいた左手を掲げ、人差し指で誇らしく「1」をつくった。

 転覆艇も相次いだこの日、準決勝も「スピードを出すとばたつく」と中盤まで抑え、横一線から、後半ピッチを上げて組1着で決勝へ。冷静さで他を圧倒した。

 昨夏はカナディアンペアで200メートル優勝、500メートル2位。シングルはインターハイ初挑戦だが、飛び抜けた力を示した。

 200メートルは距離が短くなり、波や風の影響が少ない。「ひとこぎが勝負を分ける戦いになる」。弟の勇稀と組むペア、500メートル3位のフォアを含め、勝つことしか考えていない。

2017年8月9日 無断転載禁止

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