女子ログ わが家のハンター

 私の実家にはハンターがいる。狩り好きの白黒ぶち模様の猫で、日々のパトロールをかかさない。ゴキブリ、セミ、クモ、トカゲ、ネズミなどなど小さく動き回るものには容赦しない。食べるために狩るのではなく、動くものをみると根っからの狩人(狩猫?)の血が騒ぐようだ。おかげでゴキブリを家で見かけなくなった。なかなかの働き者である。

 しかし困ったことにこの猫、外で狩ってきた戦利品を飼い主に見せびらかすべく、わざわざ家の中にくわえて持ち帰ってくる。褒めてもらうと安心するのか、口元が緩んで戦利品を逃がしてしまうため、家中おおわらわ。戦利品の獲物もここぞとばかりに隙をついて逃げる逃げる。

 先日も、ネズミをわざわざ外から狩ってきて、家の中で逃がすものだから大騒ぎ。ところがこのネズミ、小さくて赤みがかった毛並みはつやつや。目はくりくり、きゅるるん。潤んだ瞳でこちらを見る姿がなんとも愛らしいこと! 思わず飼いたくなってしまうほどのかわいらしさ。

 なんとか外に逃がしたが、調べてびっくり! 絶滅の危機にあるカヤネズミに似ている。素人判断なので、本当にカヤネズミかは怪しいが、そんな、かわいくて貴重かもしれないネズミを今日も捕まえんと、外の狩り場で番をしているうちのハンターなのでした。

 (浜田市出身、岡山県倉敷市在住・ぽよ美)

2017年8月9日 無断転載禁止