輝(き)らりキッズ ボクシングに魅せられ

ファイティングポーズを取る持田哉尋さん=出雲市湖陵町三部、大池ボクシングジム
世界での活躍夢見て練習

王座決定戦中国選考会の島根代表

持田 哉尋(もちだ やひろ)さん 湖陵中(出雲)1年

 6月17、18日に松江(まつえ)市内であった第4回全日本アンダージュニア(UJ)ボクシング王座(おうざ)決定戦中国ブロック代表選考会に中学生の部44キロ級の島根県代表として出場したのが出雲(いずも)市立湖陵(こりょう)中学校1年の持田哉尋(もちだやひろ)さん(13)です。

 出雲市湖陵町三部(さんぶ)にある「大池ボクシングジム」でほぼ毎日、体を鍛(きた)えています。大会は、惜(お)しくも初戦で広島県代表の中学3年生に敗れましたが、昨年は小学生の部38キロ級で勝ち上がり、西日本大会に出場するほどの実力の持ち主です。

 「初戦で負けてとても悔(くや)しかった。相手の様子を最初に見すぎて、すきができてしまった」と敗因(はいいん)を分析(ぶんせき)します。

 ボクシングを始めたのは小学1年生の秋。ボクシング好きの父・佳範(よしのり)さん(40)に誘(さそ)われてジムを見学し、「パンチを打ち、闘(たたか)う姿(すがた)が格好(かっこう)良い」と興味(きょうみ)を持ちました。「怖(こわ)い、痛(いた)いなどの不安は少しもなく、とにかくおもしろかった」と振(ふ)り返ります。

スパーリングに汗を流す持田哉尋さん(右)=出雲市湖陵町三部、大池ボクシングジム
 特に上達を実感できたのが、鏡の前に立って仮想(かそう)の敵(てき)を想定し、手足を動かすシャドーボクシング。パンチを繰(く)り出すときの足の動きなど、もっと練習したいと思うようになりました。

 小学5年生からほぼ毎日、ジムに通います。縄跳(なわと)びやシャドーボクシング、ミット打ち、サンドバッグ打ち、パンチングボール打ち、実践(じっせん)形式のスパーリングなど約2時間、みっちりと練習し、汗(あせ)を流します。

 陰(かげ)の努力も怠(おこた)りません。中学に入学してから毎朝6時に起きて、30分間ランニングをしています。入浴前後には筋(きん)トレとストレッチを欠かしません。

 大池ボクシングジムの会長で元プロボクサーの長沢誠二(ながさわせいじ)さん(50)は「素質(そしつ)は抜群(ばつぐん)。技術(ぎじゅつ)が高く、見えない努力もしているので将来(しょうらい)がとても楽しみ」と話します。

 持田さんの憧(あこが)れは世界ボクシング評議会(ひょうぎかい)(WBC)バンタム級王者の山中慎介(やまなかしんすけ)さんです。同じサウスポーで、パンチを打つタイミングも右パンチのスピードもとても速く、試合を録画し、繰(く)り返し見て研究しています。

 「ボクシングは孤独(こどく)な戦いだけど、チームメートと楽しく練習でき、勝ったときの喜びやうれしさは格別(かくべつ)」と持田さん。将来の夢(ゆめ)はプロボクサーになって世界で活躍(かつやく)すること。そのためにジムに通い続けます。(岡田素衣(おかだもとえ))

<プロフィル>

【好きな教科】 体育

【好きな食べ物】ピザとすし

【好きな言葉】 ファイト

【趣味】    キャッチボール

2017年8月9日 無断転載禁止

こども新聞