奈良時代由義寺の資材運搬運河か 道鏡ゆかり、幅20メートル

 東弓削遺跡で見つかった人工の水路跡=大阪府八尾市(同市文化財調査研究会提供)

 奈良時代の女帝称徳天皇と僧道鏡が建てた由義寺跡とみられる東弓削遺跡(大阪府八尾市)で、人工の水路や柱穴の跡が見つかり16日、市文化財調査研究会が発表した。

 水路跡は幅約16~20メートル、深さ約1メートルで、掘削跡から人工的に掘ったと判断。計約70メートル分を確認した。近くの川から引き込み、全長約600メートルで「く」の字形だったと推測できるという。

 東京学芸大の木下正史名誉教授は「(水路は)由義寺や付近にあった由義宮の資材を運ぶための人工運河の可能性が高い」としている。

 柱穴から建物は、5、6棟はあったといい、由義宮に関わる建物跡の可能性があるという。

共同通信社 2017年8月16日 無断転載禁止