美郷・三江線舞台に映画撮影 大和小児童感謝込め

JR石見都賀駅で短編映画の撮影をする大和小学校の児童ら
 美郷町都賀西の大和小学校の児童が、毎年恒例の短編映画作りに取り組んでいる。今回の作品は「ミステリー列車~そして未来へ~」。昨年の作品の続編で、廃止が決まったJR三江線への感謝の気持ちを込めて作ろうと考え、駅などを撮影の舞台に選んだ。30分程度の作品に編集し、12月に上映する予定で、児童たちは「家族や地域の人に見てもらいたい」と意気込んでいる。

 取り組んでいるのは大和演劇クラブのメンバー。「しまね映画塾」で撮影技術を学んだ地元在住の公務員、石川大介さん(41)が代表を務め、同小の4~6年生12人が所属している。

 6月から具体的なアイデアを練り、石川さんが台本をまとめた。前作でも登場した怪物や謎の人物の正体が明かされる中で、主人公の児童たちが、平和な世の中をつくるのに大切な何かに気付く物語。2018年3月末に迫った三江線の廃止を重ね合わせ、未来へのメッセージも込めた。

 今月上旬には、大和小から約2キロ離れた石見都賀駅でロケ。石川さんがカメラを回し、児童たちが謎の人物と出会うシーンなどを撮った。長いせりふに苦戦する場面もあったが、台本を確認し、繰り返し挑戦していた。

 石川さんが編集し、12月に開かれる町の人権の集いで披露する予定。クラブ長で6年の三上大智君(12)は「みんな上手に演じることができた」と納得の表情。初出演した4年の玉岡萌衣(めい)さん(10)は「演技は難しかったけど楽しかった。家族に見てほしい」と話した。

2017年8月17日 無断転載禁止