浜田の児童 防災意識育む 放水やロープ渡り懸命

ロープを使った救助体験に挑戦する児童
 小学生の防災意識向上を図る「子ども防災フェスタ」が17日、浜田市三隅町向野田の三隅公民館などであった。県西部に大雨特別警報が出された7月上旬の豪雨を受け、三隅地区まちづくり推進協議会が初めて企画。参加した同町内の児童29人が、放水による消防体験やロープを使った救助体験などを通し、有事の防災活動を学んだ。

 消防体験では、児童が消火ホースを使い、約20メートル離れた的に放水した。消防隊員の手助けを得ながら、的を外さないように懸命に狙いを定めた。ロープを使って目的地に向かう救助体験では、地上約1メートルに張られたロープに命綱と手でつかまり、救助隊員さながらに素早く進んだ。約7メートルを移動し終えると「怖かった」と声を上げた。

 他にも、同市三隅町三隅の市三隅支所で、地域に甚大な被害をもたらした1983(昭和58)年の「58豪雨」の際の写真などを見学した。

 三隅小5年の杖田泰晴さん(10)は「消火ホースはとても重かったし、救助体験では握力がなくなりそうになった。消防団員の人はすごいと思った」と感心していた。

 フェスタは、同協議会が7月の大雨を受け、児童を対象にした夏休み恒例のレクリエーション活動の内容を切り替えて開催。同協議会環境育成部の村木勝也部長(49)は「子どもたちにとって、普段できない体験ができて良かったと思う」と話した。

2017年8月18日 無断転載禁止