“桜”華やか残暑彩る 浜田・八朔花祭りへ飾り付け

桜の枝に造花を取り付ける会員
 浜田市長浜町の長浜天満宮で27日にある防火祈願の伝統行事「八朔(はっさく)花祭り」に向け、持ち帰ると火事に遭わないとされる花飾りの製作作業が24日、同市熱田町の熱田神社であった。同神社の敬神婦人会の会員25人が、桜の枝約60本に華やかな造花3千個や折り紙などを取り付けた。装飾した枝は行事の当日、地区内に飾り付けられる。

 八朔花祭りは、海に面した熱田・長浜地区で、浜風にあおられて火事が広がることが多かったため、防火を願って江戸時代に始まった。豊作祈願も兼ねて花で飾り付けるのが習わしだが、地区内で高齢化が進み、花飾りを作る住民が少なくなったことを受け、同婦人会が2006年から協力している。

 会員らは、高さ約2メートルの桜の木や長さ約50センチの枝に、障子紙を淡い桃色に染めて作った造花や折り紙飾り、「家内安全」「火の用心」などと書かれた短冊を一つ一つ丁寧に飾り付け、色鮮やかな花飾りに仕上げた。

 同婦人会の牛尾節子(さとこ)会長(85)は「地域のために貢献できる活動ができて良かった。高齢化が進むが、若い人に継承しながら伝統を守っていきたい」と話した。

2017年8月25日 無断転載禁止