輝(き)らりキッズ 全国大会大きな経験 中学生空手道

練習に打ち込む佐々木瑠尉さん=浜田市野原町、いわみーる
県大会で組手を制し出場

サッカーと両立 体鍛(きた)える

佐々木 瑠尉(ささき るい)さん (浜田一中3年)

 浜田(はまだ)市の浜田第一中学校(浜田市黒川(くろかわ)町)3年の佐々木瑠尉(ささきるい)さん(15)は、所属(しょぞく)する日本空手松涛連盟(しょうとうれんめい)浜田支部(しぶ)で真剣(しんけん)に練習に取り組んでいます。練習の成果を発揮(はっき)して、5月の島根県空手道選手権(けん)大会の中学生男子組手で優勝(ゆうしょう)し、山梨(やまなし)県甲府(こうふ)市で開催された全国中学生空手道選手権大会(8月18日~20日)に出場しました。

 5月の県大会では得意の形(かた)にも出場しましたが、初めて挑戦(ちょうせん)する形の演技もあり、うまくいかず4位と悔(くや)しい結果になりました。しかし、「全国大会に意地でも出たい」という強い思いで、組手に集中しました。2人で争う組手では「いつも待ってからカウンター攻撃(こうげき)を仕掛(しか)けるスタイルだったが、県大会では積極的に攻(せ)め込(こ)んだ」と振(ふ)り返ります。全国大会出場の強い思いが表れ、優勝につながりました。

船本康支部長(右)を相手に組手の練習をする佐々木瑠尉さん=浜田市野原町、いわみーる
 保育所(ほいくしょ)の年中の時に、習い事を始めようと、市内の習い事教室を周りました。テコンドーや水泳、サッカーをしましたが日本の武道(ぶどう)という歴史に引かれ空手を始めました。

 週3日、午後7時から9時まで練習に打ち込みます。中学ではサッカー部に所属し、部活動がある日は、終わってから練習に参加します。空手で鍛(きた)えた体幹(たいかん)がサッカーで当たり負けしないこと、サッカーで養った体力が空手の競技(きょうぎ)後半までの持久力(じきゅうりょく)や瞬発(しゅんぱつ)力に生かされ、相乗効果(そうじょうこうか)を発揮(はっき)しています。

 練習前、友人らと笑顔(えがお)で会話する姿(すがた)が、練習が始まると雰囲気(ふんいき)は一変します。体育館内が静まり、気持ちを集中させます。特に佐々木さんは目つきが変わり、優(やさ)しい表情(ひょうじょう)から鋭(するど)い目つきになります。一つ一つ丁寧(ていねい)に動きを確認(かくにん)しながら取り組みます。その様子から、空手にかける情熱(じょうねつ)とこだわりの強さを感じることができます。

 指導(しどう)する船本康(ふなもとやすし)支部長(67)は「体もできてきて、けりなどパワーを感じられる。基本(きほん)がしっかりし、一つ一つの技(わざ)、能力(のうりょく)が頼(たの)もしい」とたたえながら、「まだ、照れがある。メンバーに見本を見せてくれたらうれしい」と話します。

 全国大会では積極的に攻め込みましたが、一歩及(およ)ばず1回戦で敗れてしまいました。佐々木さんは「中学生最後の全国大会で緊張(きんちょう)したが、組手の中で得意な技も決め、自分らしくできたと思う。全国レベルを体で感じた。今後につなげていきたい」とさらに精進(しょうじん)を続けます。

<プロフィル>

【好きな科目】 体育

【趣味(しゅみ)】サッカー

【リラックス方法】寝(ね)ること

【将来(しょうらい)の夢(ゆめ)】

        公務員(こうむいん)

2017年8月30日 無断転載禁止

こども新聞