江津工業高生に名工の技伝授 伝統の組子細工挑戦

舟木清さん(右端)から組子細工の作り方を教わる生徒
 優れた技能を持つ職人からものづくりの魅力を学ぶ授業が30日、江津市江津町の江津工業高校であり、建築科インテリアデザインコースの3年生10人が、建具製作の「ものづくりマイスター」に認定されている舟木清さん(75)=雲南市加茂町三代=から伝統技法「組子(くみこ)」を教わった。

 江津工高と、若年技能者の人材育成に取り組む県職業能力開発協会(松江市)が連携授業として開いた。同協会が、厚生労働省認定ものづくりマイスターで、「現代の名工」にも選ばれた舟木さんを講師として派遣した。

 生徒たちは、くぎや接着剤を使わずに木を組み、多彩な幾何学的な文様を生み出す組子について説明を受けた後、組子細工のミニ飾り障子(20センチ角)づくりに挑戦した。舟木さんの指導で、用意された大小さまざまな溝入りの木材を使い、溝に別の木材の溝をはめ込んで弁天角亀甲と呼ばれる文様の木工品を仕上げた。

 横山奈月さん(17)は「組む順番を間違えると完成しないなど難しかったが、くぎなしで多彩な文様を生み出す技術はすごいと思った」と話した。連携授業は9月6日にもあり、生徒たちは、より大きな飾り障子を製作する。

2017年9月1日 無断転載禁止