青森の小学生主演作が上映 ベネチア国際映画祭

 【ベネチア共同】第74回ベネチア国際映画祭で、独創的な作品を集めたオリゾンティ部門に選出された五十嵐耕平、ダミアン・マニベル両監督の「泳ぎすぎた夜」(日仏合作)が5日に上映され、主演した青森県平川市の小学生、古川鳳羅君(7)らも出席、大きな拍手を浴びた。

 今作は、冬に雪で覆われた青森県弘前市が舞台。学校に向かった少年が道をそれ、小さな冒険をする姿を約80分間、せりふなしで描いた。出演者は演技経験のない同県の人々で、鳳羅君の父孝さん、母知里さん、姉蛍姫さんも出演した。

 上映後の質疑応答で、五十嵐監督は「鳳羅君は映画の中と同じでむちゃくちゃやんちゃ。彼がどうしたいのかを観察して、脚本に組み込みました。彼はすごい仕事をしてくれました」と顔をほころばせ、鳳羅君は「楽しかったです。(大変だったのは)カメラを見ないことと笑わないこと」と話した。

 今作は来春、日本公開される。

共同通信社 2017年9月6日 無断転載禁止