輝(き)らりキッズ 初の全国 障害者スポーツボウリング少年男子

初の全国大会へ向け、練習に励む永長大地さん=出雲市渡橋町、出雲会館センターボウル
春県大会 夏中四国大会 制(せい)す

狙うは金メダル

永長 大地(ながたけ だいち)さん 斐川西中(出雲)3年

 10月28日から3日間、松山市などで開かれる第17回全国障害(しょうがい)者スポーツ大会(愛顔(えがお)つなぐえひめ大会)のボウリング少年男子の部(19歳(さい)以下)に、出雲(いずも)市立斐川西(ひかわにし)中学校(出雲市斐川町直江(なおえ))3年、永長大地(ながたけだいち)さん(14)が出場します。164センチ、65キロのがっしりとした体格(たいかく)で、パワーが武器(ぶき)の永長さんは「初めての全国舞台(ぶたい)で楽しみ。金メダルを取りたい」と張(は)り切って練習に励(はげ)んでいます。

 先天的な知的障害がある永長さんは、ボウリングが好きな父・好和(よしかず)さん(64)の影響(えいきょう)を受け小学校低学年で競技(きょうぎ)を始めました。好和さんらの指導(しどう)で出雲市内のボウリング場に通い練習に励み、小学5年の時に初めて1ゲームのスコアが200を突破(とっぱ)。その後も順調に成長を続け現在(げんざい)の最高スコアは299で、より回転の強い「両手投げ」で15ポンドのマイボールを投げます。

父の好和さん(右)からアドバイスを受ける永長大地さん=出雲市渡橋町、出雲会館センターボウル
 成長の裏(うら)にはたゆまぬ努力と的確(てきかく)な指導があります。参加した各種大会で参加者らから積極的にアドバイスをもらうほか、昨年からはプロボウラーの安達裕久(あだちひろひさ)さん(38)の指導を受け助走やフォームを修正(しゅうせい)。最近は自宅(じたく)で8キロのダンベルで筋力(きんりょく)トレーニングに取り組み、市内のジムにも通い体を鍛(きた)えています。

 結果、今年5月に松江(まつえ)市であった障害者を対象にした島根県大会少年男子の部では、2ゲームで計438得点をマークし優勝(ゆうしょう)。全国切符(きっぷ)を獲得(かくとく)しました。8月下旬(げじゅん)に高松市であった中国・四国地区ジュニアボウリング選手権(けん)中学生男子の部では、健常(けんじょう)者に交じっての出場ながら栄冠(えいかん)を勝ち取り、自信を深めました。

 松山市である初の大舞台は、全国の強豪(きょうごう)25人が参加し4ゲームの合計スコアで争います。特別支援(しえん)学級で担任(たんにん)を務(つと)める生田智和講師(いくたともかずこうし)(35)は「不器用(ぶきよう)な面もあるが、体を動かすのが好きで力が強い。全国大会でも頑張(がんば)ってほしい」と期待を寄(よ)せ、永長さんは「集中して練習の成果を出したい」と意欲(いよく)を語ります。

 好和さんは「ボウリングを通して社会勉強をし、多くの方のおかげで全国大会に出ることができる。感謝(かんしゃ)の気持ちで投げてほしい」とエールを送ります。「ボウリングが大好き」と語る14歳の少年は、家族や指導者、恩師(おんし)、仲間に支(ささ)えられメダルを狙(ねら)います。

プロフィル

【好きな食べ物】

      焼き肉、ぶどう

【好きな音楽】モーツァルト

【将来(しょうらい)就(つ)きたい仕事】林業

2017年9月20日 無断転載禁止

こども新聞