松江シティシーズン総括 攻撃サッカー成長実感

取りこぼし、ひ弱さ課題

 第45回中国サッカーリーグ(全18節)を、松江シティFCが14勝2分け2敗、勝ち点44で終えた。暫定首位に立つが、三菱水島FC(岡山)との第15節の首位攻防戦に敗れ、自力優勝は消滅。リーグ最多82得点、1試合平均4・6得点の圧倒的な攻撃力を誇りながら取りこぼしも響き、優勝は、24日に行われる三菱水島の最終節を待たなくてはならない状況を招いた。

 今季の82得点(18試合)はSRC広島の51得点(同)、三菱水島の45得点(17試合)を大きく引き離した。過去チーム最高だった2015年シーズン(70得点)も上回った。

 14勝中12勝は3点差以上。個人リーグ新の35得点の金村賢志郎、リーグ2位(19得点)の西村光司の決定力に加え、パスをつなぐ「攻撃サッカー」は就任2季目の田中孝司監督も「昨年より上」と成長を実感した。

 一方、終盤失速し3連覇を逃した昨季のひ弱さは、今季も顔をのぞかせた。ホームでの第3節、廿日市FC(広島)に1-2で早くも黒星を喫し、5位転落。その後もホームでデッツォーラ島根、NTN岡山と引き分け、混戦の上位争いの引き金を引いた。

 個々の能力は高いが、パスミスや不用意なファウルで流れを失うことがしばしば。第15節は三菱水島の守備を切り崩せず1-2で敗れ、首位の座を明け渡した。

 目標の日本フットボールリーグ(JFL)までの道のりは険しい。ただ、最終節は2季ぶりの優勝へ「負けたら終わり」の重圧の中、昨季優勝のSRC広島を5-2で下して踏みとどまり、成長過程のチームの気概と可能性は示した。

2017年9月20日 無断転載禁止

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