鑑真の御影堂、そろり移動 解体せず30メートル、修復作業

 修理中の唐招提寺御影堂と移動のため敷かれたレール=21日午前、奈良市

 奈良市の唐招提寺で21日、修理中の御影堂(重要文化財)を解体せず移動させる「曳屋」作業が始まった。国宝の鑑真和上坐像を安置する「宸殿」と玄関部分を切り離し、10月末までにそれぞれを北側に約30メートル移動させる。

 宸殿は玄関部分と切り離し、ジャッキで高さ約60センチ持ち上げた状態で作業開始。午前10時ごろ、4台の油圧ジャッキに押されると、地面に敷かれたレールの上をゆっくりと約80センチ移動した。こうした作業を繰り返し、今夕までに約10メートル移動させるという。

共同通信社 2017年9月21日 無断転載禁止