女子ログ 親の心、子知らず

 買い物に行くと、いつもふらふらとペット用品売り場に引き寄せられる。

 「見るだけ、見るだけ」などと言いつつ、楽しげなオモチャにはつい手が伸びてしまう。「これ、高いけど喜ぶだろうなぁ」と奮発して買って帰るのだが、当のわが家の猫たちの反応はイマイチ。商品そのものより、むしろそれが入っていた箱や包装袋の方にがぜん興味を示して遊びだす。

 なんで…?

 夏に暑かろうと思い、高価なひんやりマットを買ってやっても、廊下の板の間でゴロゴロ。冬に寒かろうと思い、豪華なもふもふハウスを買ってやっても、使い古した座布団の上でスヤスヤ。彼らにとって、それらは気に入るか気に入らないか、だけである。高いも安いも関係ない。人間の価値観でいう「値段」ではないのだ。何とシビアなことか。

 それでも、やっぱり少しでもいいものを、と思ってしまう親心。猫エサにはプレミアムフードを選び、自分たちの食材は、夕方の半額シール貼付品でガマン、ガマン。ペット用のかなりお高い歯磨きセットを買う傍ら、自分たちには特売の安い歯磨きを買いだめ。

 どんなにそっけなくされても、やめられそうにない習慣なのである。

(安来市・あのねチョビ)

2017年9月27日 無断転載禁止