輝(き)らりキッズ 努力重ね 柔道全国3位

熱心に練習に取り組む田窪剛共君(左)=松江市西津田9丁目、開星高校
筋力(きんりょく)、食事トレーニング欠かさず

「中学では日本一に」

田窪 剛共(たくぼ たけとも)君 (松江・法吉小6年)

 身長150センチ、体重49キロ。全国のライバルと比(くら)べると大きくはないものの、日々の努力と優(すぐ)れた身体能力(のうりょく)で、田窪剛共(たくぼたけとも)君(12)=松江(まつえ)市立法吉(ほっき)小6年=は柔道(じゅうどう)の全国大会、6年生50キロ級で見事3位を勝ち取りました。「中学校では日本一になりたい」。田窪君は次の目標に向けて走り出します。

 「1、2、3、4…」。午後7時、松江市内の柔道場に集まった3歳(さい)から中学1年までの男女20人が大きな声で練習に励(はげ)みます。練習を引(ひ)っ張(ぱ)るのは、開星(かいせい)柔道クラブのキャプテンを務(つと)める田窪君です。時には下級生に声を掛(か)け、蒸(む)し暑(あつ)い中、汗(あせ)を流しました。

 田窪君にとって、小さい頃(ころ)から柔道は身近なスポーツでした。父・隆範(たかのり)さん(45)が柔道経験(けいけん)者で、2人の兄も柔道を習っていたからです。「気がつくと柔道をやっていた」と田窪君は話します。

練習を終え、コーチの話を聞く田窪剛共君(左)=松江市西津田9丁目、開星高校

 今は柔道漬(づ)けの毎日です。クラブの練習は週に3~4日、約2時間。土日は県外へ遠征(えんせい)に行くことも少なくありません。クラブの練習がない日はレスリング教室に通います。メインは柔道ですが、小さい頃から通っているレスリングも休むことはありません。

 人と同じことをしていては全国トップにはなれない、とクラブの練習以外でも努力を惜(お)しみません。週4日は隆範さんと15分間の早朝ランニングが日課です。家では綱上(つなのぼ)りで筋力(きんりょく)トレーニングをし、ビデオを見て対戦相手の研究も欠かしません。

 さらに、体格(たいかく)をよくするために食事トレーニングを行います。おにぎりやうどんなど炭水化物を中心に、1日4食食べています。夏休みには中学生の練習に参加し、大きな相手と戦う技術(ぎじゅつ)を身につけました。

 5月に行われた県予選で優勝(ゆうしょう)した田窪君は、8月に札幌(さっぽろ)市であった全国小学生学年別柔道大会に出場しました。「去年出場したときより相手を投げることができた」と田窪君。一方で「自分より大きい相手に体力を使いすぎた」と振(ふ)り返ります。準(じゅん)決勝では思うように力が入らず、ラスト20秒で一本負けをしました。

 コーチでもあり、大会を見守った隆範さんは「全国3位は自信につながった」と評価(ひょうか)し、「勝ち上がるには早く技を仕掛(しか)けることが大切」とアドバイス。田窪君は「バテない体力を身につけることと、技をうまく連係させて攻(せ)めることが今後の課題」と分析(ぶんせき)します。目標をしっかり見据(みす)えて日々、練習と努力を重ねています。 


プロフィル

【好きな教科】  図工

【好きな食べ物】 ギョーザ

【リラックス方法】寝(ね)ること

【将来(しょうらい)の夢(ゆめ)】

  オリンピックで金メダルを取ること

2017年9月27日 無断転載禁止

こども新聞