女子ログ 役 割

 私はずっと、人でも物でも「一生モノ」というような、変わらない普遍的な何かを求めてきた気がする。例えば、ずっと大切にされる絵、ずっと愛される雑貨、ずっとそばにいる存在。そうしたものは存在し、それが自分や誰かに元気を与え続けると思ってきた。

 だけど、ここ数年の月日を振り返ると、良くも悪くも、そんなものは存在しないのかもしれないとも思う。

 昔、心を揺さぶられた音楽を今は聴かなくなったり、大事にしていた物は朽ちて壊れたり。人の気持ちも経験とともに変わるし、いつか人は死ぬ。諸行無常という言葉もある通り、全てのものに限りはあって、時間とともに変化し廃れていく。それは避けられないことなのだろう。寂しがりやの私は、その現実を寂しく、悲しく思っていた。

 けど、最近、それでいいんじゃないかと思うようになった。変化を受け入れよう、楽しもう、そう思った。成長とともに変わるのはしょうがない。大事なのは、その時々に、自分の成長に必要な人や物がいて、それらが自分を支えてくれることに気づき、感謝することのように思えた。

 「ずっと」はあるかもしれないし、ないかもしれない。年を追うごとにいろんなものを手放したり、手放されたりするかもしれない。けど、執着せずに変化を受け入れ、感謝をして年を重ねていけたらと思う。

 (松江市出身、東京都在住・のんびより)

2017年9月30日 無断転載禁止