輝(き)らりキッズ 国際ピアノコンクール頂点

受賞曲を情感豊かに奏でる田村心晴さん=米子市両三柳の自宅
「勉強も遊びも頑張る」

曲の世界映像で想像し表現

田村 心晴(たむら こはる)さん (米子・加茂小6年)

 米子(よなご)市立加茂(かも)小学校(米子市両三柳(りょうみつやなぎ))6年の田村心晴(たむらこはる)さん(12)は、6月25日にイタリア・サレルノ県で開かれたビエトリ・スル・マーレ国際(こくさい)ピアノコンクールのカテゴリーA(11~12歳(さい)の部)で、見事1位を獲得(かくとく)しました。

 ピアノやバイオリンを演奏(えんそう)するお母さんの直子(なおこ)さん(41)の影響(えいきょう)で、小さいころから音楽に興味津々(きょうみしんしん)でした。まだ弾(ひ)き方も分からないうちから、お母さんの実家にあったグランドピアノを触(さわ)って、音を出すのが大好きだったそうです。

 本格的(ほんかくてき)にピアノを習い始めたのは5歳の時。米子市内でピアノ教室を開く西野真琴(にしのまこと)先生に週1回教えてもらいながら、演奏を楽しんでいます。

 自宅(じたく)にはお母さんの実家にあったピアノを移(うつ)しました。ただし、心晴さんが弾くのはお母さんが教えるピアノの生徒さんがレッスンを終えてからです。レッスンの演奏を聞きながら宿題を済(す)ませると、いよいよ心晴さんの時間。お母さんが晩(ばん)ご飯を作ってくれる1時間ほどの間、演奏に集中します。

審査員に囲まれて表彰状を手にする田村心晴さん(左から4人目)=イタリア・サレルノ県ビエトリ・スル・マーレ、田村直子さん提供
 好(この)んで弾くのはショパンやドビュッシーなど。穏(おだ)やかで情緒豊(じょうちょゆた)かな調子の曲です。音の強弱や音色、響(ひび)き方に気を使いながら、大人顔負けの立派(りっぱ)な演奏を聴(き)かせてくれます。

 イタリアのコンクールは、そんな心晴さんの演奏に日頃(ひごろ)から接(せっ)していた西野先生が参加を勧(すす)めてくれました。動画投稿(とうこう)サイト「ユーチューブ」を使って応募(おうぼ)する国内オーディションを通過(つうか)。本選で演奏する10人に選ばれたのです。

 本選では、持ち時間7分を使って自由曲を披露(ひろう)。心晴さんが選んだのはショパンのマズルカと、ドビュッシーの組曲「子供の領分(りょうぶん)」から「人形へのセレナーデ」「小さな羊飼(ひつじか)い」の計3曲でした。

 上手(じょうず)に弾くための心晴さんなりの秘(ひ)けつは、曲が描(えが)く世界を映像(えいぞう)で思い浮(う)かべること。本選でも人形や羊飼いの姿(すがた)を想像(そうぞう)しながら、曲の世界を自分なりに表現(ひょうげん)できました。

 ピアノだけなく、いろいろなことをしっかり経験(けいけん)することで、演奏に幅(はば)が出るので、「勉強も遊びも頑張(がんば)る」というのが心晴さんのモットーです。ピアノと同じようにジャズダンスも小さなころから続けています。仲間と一緒(いっしょ)に息を合わせて踊(おど)るのは、一人で向かうピアノとはひと味違(ちが)った面白さがあるそうです。

プロフィル

【好きな科目】音楽と算数

【趣味(しゅみ)】ジャズダンス

【リラックス方法】読書

【将来(しょうらい)の夢(ゆめ)】

     小学校教師(きょうし)

2017年10月4日 無断転載禁止

こども新聞