レスリング熱 再び隠岐の島に 普及狙い教室開講へ

レスリングマット上で協議する教室の指導者
 島根県隠岐の島町に再びレスリング熱を呼び戻そうと、現役時代に全国大会で活躍した町内の20~60歳代の男性9人がスクラムを組み、ジュニア世代の育成に乗り出す。同町総合体育館(隠岐の島町栄町)が11日に開講する、幼児や小中学生を対象にしたレスリング教室で指導する。全国少年少女レスリング連盟副会長を務める高村行雄館長(63)らが中心となり、競技の魅力を伝えていく考えだ。

 隠岐の島町では、2002年度まで隠岐水産高校にレスリング部があり、卒業生がオリンピック日本代表選手に選ばれるなど注目スポーツの一つだった。

 一方、島前地域(西ノ島町、海士町、知夫村)は現在も盛んで、隠岐島前高(海士町)のレスリング部は全国大会の常連校。地域でも長年ジュニア選手育成に力を入れているなど、上の世代につながる体制ができている。

 高村館長らは隠岐の島町での競技普及を目指すとともに、隠岐全体の競技力向上も視野に入れ、力を合わせて取り組むことにした。教室では隠岐水産高OBを含め、教員や自衛官、警察官らが指導する。

 メンバーは9月下旬、同館に集まり、マット運動や基礎運動から始めることなど当面の運営方針や、教室のクラブ化による大会出場、大会や合宿の誘致に加え、将来は高校生も受け入れるといった目標を決めた。

 高村館長は「1年後にクラブ組織とし、2、3年後には全国大会や中四国大会出場を目指したい」と力を込め、松江レスリングクラブや島前のクラブとの交流も目指す。

 教室は毎週水曜日の午後5時半から1時間半開く。問い合わせは同館、電話08512(3)0025。

2017年10月5日 無断転載禁止