宮川彬良さん「ヤマトは家族」 親子2代で音楽担当

 作曲の際は「漢字2~4字程度のテーマからイメージを膨らませることが多い」と話す宮川彬良さん=東京都内

 人気アニメをリメークした「宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち 第三章 純愛篇」の劇場公開に合わせ、親子2代でヤマトシリーズの音楽制作に携わる宮川彬良さんが「ヤマトは家族のようなもの」と、作品への思いを語った。

 「さらば地球よ…」の歌い出しで知られる主題歌「宇宙戦艦ヤマト」などを作曲した故・宮川泰さんを父に持ち、自身も学生時代から演奏や作曲でヤマトに関わってきた。リメーク版では泰さんによる原作の音楽を全て再録音した上で、新曲も多数制作している。

 再録音に必要な当時の楽譜がなく、何週間もかけて譜面に起こした。大変な作業だったが「譜面に書くことで、改めて曲の構造が理解できた。父の授業を受けているようだった」と振り返る。

 ポップス界で活躍した泰さんと、主に舞台音楽の道を歩む宮川さん。作風も異なるため、新曲の制作には不安もあったが「完成した曲を父の曲と並べてみたら、不思議と違和感がなかった」という。「音楽に対する夢や憧れのような、根本的な感覚が似ている。これが親子なんですかね」

 自信作は「さらば~」と同じ旋律で始まる戦いのテーマ。「父も避けてきたモチーフに挑戦して、全く別のメロディーを作った」。登場するのは全7章のうち「かなり後半」で、タイトルも未定だが「聞けば分かるはず。どこに出てくるか、楽しみにしてください」

 第三章は14日から、東京、大阪など全国25館で3週間限定公開。

共同通信社 2017年10月5日 無断転載禁止