ノーベル賞イシグロ氏会見で感謝 「日本流」、作品に影響

 5日、ロンドンで記者会見する英国人小説家カズオ・イシグロ氏(共同)

 【ロンドン共同】今年のノーベル文学賞受賞が決まった長崎市生まれの英国人小説家カズオ・イシグロ氏(62)は5日、ロンドン市内の出版社で記者会見し、日本文化などに由来する「日本流」の物の見方は今も作品に影響を与え続けているとして「日本に感謝したい」と語った。

 日本人の両親の間に生まれ、海洋学者だった父の仕事の関係により5歳で渡英したイシグロ氏は「日本で過ごした子どもの時の記憶は、初期の作品に大きな影響を与えた」と述べ「日本で大人になるのだと思っていたが、偶然にも英国で滞在を続けることになった」と述懐した。

共同通信社 2017年10月6日 無断転載禁止