松江水燈路に特製行灯 ビジネスカレッジ生 アイルランド題材

アイルランドをイメージした行灯を作る柳楽美来さん(中央)と梶谷絢佳さん
 松江城下を行灯(あんどん)で照らす秋の風物詩「松江水燈路(すいとうろ)」に合わせ、松江総合ビジネスカレッジ(松江市東朝日町)の学生が、松江ゆかりの文豪・小泉八雲と関係の深いアイルランドを題材にした行灯を作った。同国と日本の外交関係樹立60周年を記念して作製。在日アイルランド大使館に届けるほか、水燈路期間中に開くワークショップで活用する。学生たちは「両国のつながりを多くの人に感じてほしい」と行灯による国際交流の広がりを願う。

 アイルランドで幼少期を過ごした八雲にちなみ、同国と交流事業を手掛ける松江青年会議所の依頼を受けて作製。現代ビジネス学科の梶谷絢佳さん(20)と、柳楽美来さん(19)がデザインを考案した。

 2人は同国の建造物や特産品をインターネットで調べるなどして構想を固め、四角形の行灯の2面に「IRELAND」の文字と、国花である三つ葉のシャムロック、聖堂をかたどった。一目で同国をイメージできるよう国旗の白、緑、オレンジ色の和紙を使用。残る面には松江城と堀尾吉晴をデザインした。

 高さ15センチで、中に発光ダイオードを入れ、同学科の1、2年生で300個作った。松江青年会議所が買い取り、主催する行灯作りワークショップで参加者に配るほか、在日大使館に送る。

 2人は「八雲が過ごした地を知る機会になった。一度は行ってみたい」と話し、ワークショップを担当する松江青年会議所の内部高志委員長(38)は「特に国旗のデザインが凝っている。思いをはせて作ってくれた労苦が伝わる」と喜んだ。

 ワークショップは7日午後4時から興雲閣(松江市殿町)であり、学生たちが組み立て方を指導する。参加無料で、申し込み不要。

2017年10月6日 無断転載禁止