えひめ国体 ホッケー島根少男同点優勝 反撃巧み成長の証し

ホッケー少年男子で8年ぶり5度目の優勝を果たし萩塚拓主将(中央)を胴上げする島根・横田高イレブン=愛媛県松前町ホッケー公園ホッケー場
 第72回国民体育大会「愛顔つなぐえひめ国体」第6日は5日、愛媛県などで11競技・種目が行われた。ホッケー少年男子の島根(横田高)は決勝で岩手(選抜)と3-3で引き分け、規定により両県優勝となり、2009年の新潟国体以来8年ぶり5度目の栄冠を手にした。

 同成年男子3位決定戦で島根(選抜)は奈良(天理大)と2-2で引き分け、ともに3位。島根は過去最高の準優勝(2012年、岐阜国体)に次ぐ、15年の和歌山国体以来2年ぶりの3位と健闘した。

 昨年から正式種目のラグビー女子では島根(選抜)が福岡(同)に0-19で敗れ、初優勝は逃したが、昨年の4位を上回る準優勝に輝いた。

 大会第7日は6日、ボクシング、バドミントン、ゴルフなど13競技・種目がある。


【ホッケー少年男子決勝・島根-岩手】後半6分、1-1から勝ち越しゴールを決め、走り出す島根・横田高のFW渡部康寛(右)=松前町ホッケー公園ホッケー場
チャンス見極め3発

 うろこ雲が広がった愛媛の空に胴上げで3度舞ったホッケー少年男子の島根・横田高の萩塚拓主将は「やっとここまで来ることができた」としみじみと語った。岩手との決勝は3-3の同点優勝。思い描いた頂点とは少し違ったが、春は全国高校選抜大会にも出場できなかったチームが、確かな成長を示した。

 決勝は前半5分に先制され、早々と追う展開に。が、慌てなかった。反撃機をうかがい、まず最終ラインで横パスを回した。

 もともと技術を生かし攻撃力はあるが、攻め急ぎ、単調になるのが課題。同じように先制された今夏のインターハイもそうして初戦の2回戦で敗れた。

 「落ち着いてじっくり」は成長の証し。前半21分の同点ゴールはパスで左サイドを崩した後のFW渡部康寛のタッチシュート。勝ち越しゴールとなった後半6分の渡部の2点目、12分のMF石原貴幸の3点目も、パスをつないで生まれた。

 ペナルティーコーナーは島根8本、岩手3本の差。それだけ何度も敵陣深く押し込んだ。結局、後半2度のリードは追い付かれたものの、春、夏と結果の出なかったチームが大きく一歩前進。12月の全国選抜に向けてFW佐伯啓斗は「決定力を上げて次は単独優勝」と力強く宣言した。

2017年10月6日 無断転載禁止

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