出雲・園山さんの「手作り工房ギャラリー」人気

自宅に飾った作品を眺める園山弥生さん
 島根県出雲市湖陵町大池の園山弥生さん(83)が、20年かけて作った陶器や布製品の小物を自宅の居間や玄関に飾り、「手作り工房ギャラリー」として地域の人や知人を楽しませている。作品はフクロウの人形やぬいぐるみ、かばんなど多彩だ。現在は来年の干支(えと)・犬の置物を手掛けており、衰えない制作意欲が、来た人に元気を与えている。

 きっかけは1995年の夫の死だった。子ども2人は県外で暮らしており、見かねた友人から陶芸に誘われた。自宅にろくろを構え、お地蔵さんなどの小物に挑戦。その後、木目込み人形や刺し子、パッチワークの小物、テディベア、十二支の置物など作品の幅を次々に広げた。

 「作ったからには飾りたい」と考え、居間や座敷に棚を備え付け、ギャラリー風にレイアウトした。寝床で陳列を考え、朝起きたら実行する。気に入らないと変えたり、合うような小物を作ってみたりと創意工夫を楽しんでいる。

 人に教わるのではなく、すべて本を見て、手縫いやミシンを使ってほぼ毎日続ける。「なんでも自分でやりたい性格だから、好きな時に好きなものを作ってきた」と笑顔を見せる。

 自宅には、友人が裁縫箱を持って入れ代わり立ち代わり訪れ、一緒に制作したり、作品を見ながらお茶を楽しんだりする。見知らぬ人が評判を聞きつけ、見に来ることもある。「認知症予防のために、これからも続けたい」と話している。

2017年10月6日 無断転載禁止