授業で図書館積極活用 浜田・弥栄中に「博報賞」

弥栄中学校の図書館の使い方を1年生(左)に教える3年生たち
 図書館を活用した教育を進めている浜田市立弥栄中学校(浜田市弥栄町木都賀)が、全国の優れた教育実践を顕彰する「博報賞」で、国語・日本語教育部門の受賞団体に唯一、選ばれた。授業で図書館資料を積極的に活用して読む本の幅を広げたり、生徒の主体性を引き出したりする取り組みが評価された。

 同校は、もともと図書館の利用率が高かったが、選書の幅は狭く、読書意欲も個人差が大きかった。課題を克服するため、2015、16年度に市教委の「学校図書館活用教育研究指定校」になり、図書館の有効活用に本格的に取り組んだ。

 具体的な活動として、授業で図書館の蔵書や新聞の活用を積極的に推進した。加えて、生徒同士でビブリオバトル(書評合戦)を開き、人前で自らの意見を発表する能力を養い、上級生が下級生に図書館の使い方を教える活動も継続している。

 同校によると、選書の幅が広がったり、主体的に意見を述べたりできる生徒が増えた。羽柴千晴司書教諭は「生徒たちは卒業しても図書館を有効活用し続けてほしい」と話した。

 博報賞は、博報児童教育振興会(東京都)が主催。17年度は5部門に計107件の応募があり、山陰両県では、奥出雲町文化体験実行委員会が日本文化理解教育部門で最高の文部科学大臣賞を受賞した。

2017年10月7日 無断転載禁止