えひめ国体最終日 レスリング成男グレコ 鳥取勢2人準優勝

【レスリング・グレコローマン成年男子75キロ級決勝】第2ピリオド40秒、前田祐也(鳥取中央育英高職、上)が胴タックルで屋比久翔平(沖縄・ALSOK)を倒し、2-2とする=宇和島市総合体育館
 第72回国民体育大会「愛顔つなぐえひめ国体」最終日は10日、愛媛県でレスリング、陸上が行われた。レスリングでグレコローマン成年男子75キロ級の前田祐也(鳥取中央育英高職)、同85キロ級の岡太一(自衛隊体育学校)の鳥取勢がそろって決勝に駒を進め、ともに準優勝に輝いた。陸上に山陰両県勢の出場はなかった。

 11日間の全日程を終え、東京が2年連続15度目の天皇杯(男女総合優勝)を獲得し、開催県の愛媛が2位。開催都道府県以外の男女総合優勝は前回の岩手大会から2年連続。東京は5年連続22度目の皇后杯(女子総合優勝)も手にした。

 天皇杯の男女総合成績で島根は昨年から七つ順位を上げ38位、鳥取は昨年と同じ42位。皇后杯の女子総合で島根は488点で昨年の43位から35位に上げ、鳥取は昨年から三つ下げ30位だったが、2年連続500点台で、今年も女子の活躍が目立った。

 第73回大会は福井県を主会場に来年9月29日~10月9日に行われる。

前田初V 持ち越し75キロ級

 レスリングのグレコローマンスタイル80キロ級で全日本選手権2連覇中、全日本選抜選手権3連覇中の前田祐也(鳥取・鳥取中央育英高職)が、75キロ級で昨年に続き屋比久翔平(沖縄・ALSOK)に挑んだ成年男子決勝。2-3の惜敗で、またも初優勝は持ち越しとなった。

 前田は80キロ級、屋比久は75キロ級で、ともに今夏の世界選手権代表。階級区分で80キロ級がないため、75キロ級で二人がぶつかる国体で、前田は昨年も4-6で惜敗しており、今年は雪辱戦だった。

 押してくる相手の力を利用したカウンターを狙った。これは消極的と見なされ、第2ピリオド序盤、罰則により、0-2に。直後、勝負に出た。

 上半身の攻防で相手の腕をかいくぐり、胴タックルからマットにたたきつけた。「4点いけた」という手応えだったが、相手の背中はついておらず、2点の判定。

 それでも同点なら追い付いた方の勝ちという状況から、最後までタックルは許さなかったものの、場外へ押し出され、痛恨の失点。スタミナ切れによる「昨年と同じ負け方」で涙がこみ上げた。

 「練習で追い込みが足りなかった」。もっと強く。やるべきことは分かっている。

2017年10月11日 無断転載禁止

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