輝(き)らりキッズ ミニ四駆「おおなんグランプリ」全参加

ミニ四駆の改造を通じて、ものづくりを楽しむ抱田健斗君=島根県邑南町矢上
マシン改造 魅せられ没頭

プラモデル設計が夢

抱田 健斗(たばた けんと)君 (邑南・矢上小6年)

 島根県邑南(おおなん)町で2016年12月から半年間にわたり、モーターと電池で走る自動車のプラモデル「ミニ四駆(よんく)」の大会が行われました。同町矢上(やかみ)地区の人たちが中心となり企画(きかく)した「おおなんグランプリ」です。ミニ四駆を通じて、ものづくりの魅力(みりょく)を知ってもらおうと開かれました。

 大会は7回にわたり行われ、全てに参加したのが町立矢上小学校6年の抱田健斗(たばたけんと)君(11)です。市販(しはん)の車体を改造(かいぞう)してスピードを速くしますが、コーナーを曲がるときの安定性(せい)も重要で、コース特徴(とくちょう)に合わせてマシンを調整するのが面白(おもしろ)みです。健斗君は「簡単(かんたん)な改造は自分でするけど、難(むずか)しい加工はお父さんにやってもらう」と話します。

 1982年に発売されたミニ四駆は80~90年代に人気が出て、2012年からは第3次ブームが起きています。1990年前後に小学生だった30~40代が親世代になり、ブームを支(ささ)えていますが、父の勝(まさる)さん(41)もその1人です。健斗君は勝さんの姿(すがた)を見て興味(きょうみ)を持ちました。

父の勝さん(右)からミニ四駆改造のアドバイスを受ける健斗君=島根県邑南町矢上
 同町矢上の自宅(じたく)にある勝さんの部屋がミニ四駆改造の作業場です。健斗君は「改造は無限大(むげんだい)にできる」と電動ドリルやニッパーなどを使い作業しますが、勝さんは「没頭(ぼっとう)すると1~2時間は作業を続けている」と集中力に感心し、必要に応(おう)じてアドバイスします。レースなどで他人のマシンを見る健斗君は「いろんな改造があって面白い」とアイデアを吸収(きゅうしゅう)します。

 この夏には、空になった缶詰(かんづめ)やアルミパイプ、ろうそくなどを使い、水蒸気(すいじょうき)の圧力(あつりょく)で進む船のおもちゃを作りました。身近なものでも、創意工夫(そういくふう)はできます。

 将来(しょうらい)は模型(もけい)メーカーに入り、プラモデルの企画や設計(せっけい)をすることが夢(ゆめ)です。「子どもにとってプラモデルに色を塗(ぬ)るのは難しい。シールに代えて簡単にできるようにしたい」と、子どもならではの目線で語ります。

 ものづくりの楽しさを学べるミニ四駆は、親子のきずなを深めるきっかけにもなっています。

プロフィル

【好きな教科】社会

【好きなスポーツ】サッカー

【好きな食べ物】ラーメン

【好きな色】青

2017年10月11日 無断転載禁止

こども新聞