伝統の弓浜絣 境港・渡小の児童 体験学習

弓浜絣保存会メンバーの指導で機織りに挑戦する児童
 鳥取県境港、米子両市の弓ヶ浜半島を中心に伝わる県指定無形文化財・弓浜絣(がすり)の制作体験会が12日、境港市麦垣町の弓浜がすり伝承館であった。同市渡町の渡小学校の3年生45人が江戸時代からの歴史を持つとされる伝統工芸の一端に触れた。

 弓浜絣は柄の素朴さと、ざっくりとした風合いが特徴。水はけの良い弓ヶ浜半島の土壌を生かし、農家の副業として発展した。

 制作体験は、県教育委員会が地元の伝統工芸・文化に理解を深めてもらおうと開く「ふるさと未来創造工房」の一環。生産者らでつくる弓浜絣保存会(後藤和文会長)のメンバーが講師を務めた。

 児童たちは綿と種を分離する綿繰り機や、機織り機を使い制作過程を体験。保存会メンバーから「もっとリズム良く手と足を動かして」などとアドバイスを受けながら機織り機を動かすなどし、地元に息づく伝統の技を楽しみながら学んだ。

2017年10月13日 無断転載禁止