女子ログ 2度驚いた

 9月に行われた国連総会でのトランプ米大統領の演説は通勤中に車のラジオで聞いた。金朝鮮労働党委員長をロケットマンと呼び、北朝鮮を完全に破壊することを迫られる可能性があるという内容だった。各国の代表を前に、宣戦布告とも取られかねないことを言ってしまったもんだとあきれた。

 自宅に帰って日本のニュース番組やニュースサイトをチェックすると、こちらの報道とはかなり異なっていた。そして、ここで初めて拉致問題に関する発言があったことを知り、驚いた。さらに、この発言が日本の拉致問題に注目してくれたと評価する報道もあり、これまた驚いた。

 大統領が拉致問題を例に取ったことで、日本をも敵の米国に同調する国と捉えられて、国の距離が近く、確実に射程距離にある日本が攻撃でもされたらどうしてくれるのか! 余計なことをしてくれたもんだと焦った。

 人々の弱さや感情をうまい言葉ですくって得票し、大統領に上り詰めたトランプ氏が、他国の同情を集めるキーワードとして拉致問題を利用したにすぎないと感じている。

 大統領に対して批判的過ぎるかもしれないし、米朝両国が言い合うだけで、実際に軍事行動が過激になることはないかもしれない。私の単なる考え過ぎであってほしいと切に願う。

 (松江市出身、米国フェニックス在住・サボテン)

2017年10月14日 無断転載禁止