女子ログ また夢で会いましょう

 その日は突然にやってきた。ある朝、父からの電話でただならぬ空気を感じ、実家に急行すると、すでに母は亡きがらとなっていた。

 その前日は夜遅くまで母と一緒にいた。それはいつもの日常だった。帰る時に玄関の前の庭を眺めながら、「今年はツバキがきれいにたくさん咲いたね」と母が言った。それが母との最後の会話になった。

 昨年の秋に風邪をひいて以降、心も身体も変調をきたし、いよいよ私が母を支える時がきたと、慰めと励ましと時に奮い立たせるような言葉をかけ続けていた。それもたった半年で母は私の前から消えていってしまった。

 植物を育てるのが大好きで、花やハーブを庭にいつも絶やすことのないように植えていた。少し神経質なところもあり、敏感でとてもナイーブな人だった。いつも穏やかで、こまごまと心配してくれていたが、怒られたことはほとんどなかった。

 そんな母が先日、ようやく夢枕に現れた。三角巾をして掃除をする様子で「ただいま。遅くなってごめんね」と言っていた。ようやく夢で会えた母。あまりの突然の出来事でその時も伝えられなかったけど、おかあちゃん、育ててくれてありがとう。これからもがんばって生きていくから。見守っていてね。

(浜田市・風田凪子)

2017年10月18日 無断転載禁止