邑南・石見東小でぬくもり伝わる木製ロボ 児童個性光る

ヒノキ材を布やボタンなどで飾り付け、オリジナルの「ロボ木ー」を作る児童たち
 小学生に木の温かみを感じてもらおうと、ヒノキ材を使った人形作りが19日、邑南町中野の石見東小学校であった。木を通じて豊かな感性を育む町の「木育」の一環。1年生12人が、楽しみながらキットを組み立て、オリジナルの木製ロボットを完成させた。

 作ったのは、島根大の山下晃功名誉教授が学習用に考案した「ロボ木(き)ー」(高さ20センチ、幅8センチ)といわれる人形で、ヒノキを材料に使い、香りがいいのが特徴。頭や胴体、腕などのパーツを合体させて作り、木づちと接着剤で、小さな子どもでも手軽に組み立てることができる。

 町役場の職員が「ロボ木ー博士」になって教室に登場し、作り方を教えた。児童たちは木づちで木材をたたき、各パーツを接ぎ合わせてから、小さな木材で目や口などを取り付けた。目をウインクさせ、笑顔を表現するなど、表情に趣向を凝らした。

 続いて、持参したボタンや毛糸、ドングリなどで装飾を施した。布でマントをなびかせたり、首にひもを付けてマフラーにしたりと、児童の個性が光るロボットが出来上がった。

 岡田光耀(ひよう)君(7)は「木のロボットは初めて作ったけど楽しかった。木を触るとツルツルしていた」と喜んだ。

 町は2016年7月、赤ちゃんに木製玩具を贈る「ウッドスタート」を山陰両県の自治体で初めて宣言。町面積の86%を占める森林資源の有効活用を目的にした木育に取り組んでいる。

2017年10月20日 無断転載禁止