太鼓や笛の音 列車出迎え 三江線石見都賀駅で美郷住民ら「楽打ち」

JR三江線の列車を出迎える楽打ちの一行
 美郷町都賀本郷地区の住民が21日、地区内のJR三江線石見都賀駅で楽打ちを披露した。三次発石見川本駅行きの列車の到着に合わせて太鼓や笛の音を響かせ、地元のホームを華やかに彩った。

 披露したのは、都賀本郷連合自治会の若手でつくる「本郷友の会」(坪内隆志会長)のメンバーら。毎秋、地元の松尾山八幡宮の例大祭に合わせて地区を練り歩いている。三江線が来年3月末に廃止されることから、今年はルートを変えて石見都賀駅に立ち寄ることにした。

 同駅のホームで楽打ちが披露されるのは25年ぶりとあって、地域の子どもたちを含む総勢約60人が参加。威勢の良い掛け声や横笛の音に合わせ、小太鼓や大太鼓を元気いっぱいに打ち鳴らした。三江線の乗客はうれしそうに眺めたり、手を振ったりしていた。

 坪内会長(48)は「子どもたちにとって思い出の1日になればうれしい」と話し、母親の古里の祭りに参加した広島市中区平野町の小学5年生、信里成美さん(10)は「小太鼓を演奏したけど重たかった。上手にたたけて良かった」と笑顔で話した。

2017年10月24日 無断転載禁止