女子ログ 学問のススメ

 先日、海外で働く大学院時代の友人が日本に一時帰国するというので東京に会いに行った。懐かしい同級生が集まったが、その年齢は皆バラバラ。同い年である友人と私は、互いに30歳を過ぎてから社会人入試で大学院に入学し、学部からストレートで院生になった学生とは10歳ほど開きがあった。

 大学院には私たちのような30代の女性も結構いた。それなりにキャリアは積んできたが、将来ずっとこのままでいいのか…「キャリアウーマン」でも30代ともなれば、立ち止まる時期がある。私も希望の職種には就いたものの次第にマンネリを感じるようになり、キャリアチェンジを目指して以前から興味のあった国際協力が学べる大学院の門をたたいたのだった。

 社会人を経験してからの大学生活はとても楽しかった。自分で学費を払うからこそ実感する、勉強ができることのありがたさ。興味ある分野を研究できる幸せと、深めるほどに広がる視野と仲間。また留学生や定年退職した人など、大学院にはさまざまな国や年代、バックグラウンドの人が集い、彼らや教授、若い学生との交流は何よりの財産となった。

 私は友人のようにキャリアチェンジはできなかったが、学ぶことで人生がさらに豊かになった。学問に年齢は関係ない。山陰にも社会人が気軽に学べる環境が、もっと身近にあればと思う。

(境港市・コフィー)

2017年10月25日 無断転載禁止