輝(き)らりキッズ 女子走り幅跳び 島根県学年別1位の4メートル64

初の全国へ最終調整

名原(なばら) かのんさん (川本中1年)

自己ベスト更新を目指し、練習に励む名原かのんさん=島根県川本町川下、川本中学校グラウンド
 陸上フィールド競技(きょうぎ)の一つで、助走をつけて遠くへ跳(と)ぶ走り幅(はば)跳び。この1年間で40センチ以上も記録を伸(の)ばし、学年別で島根県1位になった女子選手がいます。川本町立川本中学校1年の名原(なばら)かのんさん(13)です。間近に迫(せま)った初出場の全国大会で記録をさらに伸ばそうと、最終調整に余念(よねん)がありません。

 好記録を出したのは、8月下旬(げじゅん)にあった県予選です。女子1年走り幅跳びの種目に出場し、2回目のジャンプで追い風参考記録ながら4メートル65をマーク。3回目には公認(こうにん)記録として自己ベストとなる4メートル64を記録しました。「助走と踏(ふ)み切りのタイミングがばっちり合い、体が浮(う)き上がった。記録を見て両手でガッツポーズを作った」と振(ふ)り返る納得(なっとく)のジャンプで1位になり、全国大会の切符(きっぷ)をつかみました。

 8月の中国中学校陸上選手権(けん)女子走り幅跳びで8位入賞した2年生の野口月華(のぐちるか)さん(14)は後輩(こうはい)の名原さんについて、「踏み切りが上手(じょうず)。本番にも強い」と言い、顧問(こもん)の新田佳世(しんたかよ)先生(32)は「普段(ふだん)から栄養面に気をつけるなど、自分を追い込(こ)む精神(せいしん)的な強さがある」と評価(ひょうか)します。

新田佳世顧問(手前右)の話を聞く名原かのんさん(左から4人目)ら川本中学校陸上部のメンバー=島根県川本町川下、同中学校グラウンド
 名原さんは小さい頃(ころ)から走ることが好きだったそうです。陸上を始めたのは小学4年生の時で、学校の先生に勧(すす)められたのがきっかけでした。小学5年生からは短距離(たんきょり)に加え、走り幅跳びにも挑戦(ちょうせん)しました。習い事でバレーボールを続けていたため、ジャンプ力に自信があったと言います。

 ただ、記録が順調に伸びたわけではありません。「上がったり下がったりの繰(く)り返し」と名原さん。小学6年生の夏に4メートル23の自己(じこ)ベストを出して以降(いこう)、不調が続きました。「やめたい」と思ったこともありましたが、仲間に支(ささ)えられて練習を続け、この夏に一気に記録が伸びました。

 部活動では現在(げんざい)、平日2時間、土曜日3時間半程度(ていど)、先輩たちと一緒(いっしょ)に汗(あせ)を流しています。種目別のパート練習では、「助走のスピードが落ちていないか」「踏み切り時に顔が上がっていないか」など、一本一本のジャンプを確認(かくにん)し、課題を克服(こくふく)しようと真剣(しんけん)に取り組んでいます。

 間近に迫った全国大会はジュニアオリンピック陸上競技大会で、27日から横浜(よこはま)市で行われます。全国には5メートルジャンパーもいますが、全力で挑戦するつもりです。「助走のスピードをもっと上げ、自己ベストを更新(こうしん)したい」と意気込んでいます。

プロフィル

【好きな教科】英語、体育

【好きな食べ物】から揚(あ)げ

【趣味(しゅみ)】料理

【将来(しょうらい)の夢(ゆめ)】

         スポーツ栄養士

2017年10月25日 無断転載禁止

こども新聞