輝(き)らりキッズ 試合競技小学5年生 なぎなた全国1位

「将来は世界一の選手に」

意欲(いよく)的挑戦(ちょうせん)栄冠(えいこう)つかむ

寺本 春葉(てらもと はるは)さん (松江・法吉小)

演技の練習に励む寺本春葉さん(左)=松江市内中原町、島根県立武道館
 長さ2メートル25センチのなぎなたを手に持ち、機敏(きびん)な動きで面や胴(どう)をめがけて打ち込(こ)みます。寺本春葉(てらもとはるは)さん(11)=松江(まつえ)市立法吉(ほっき)小5年=は8月にあったなぎなたの全国大会の試合競技(きょうぎ)小学5年生の部で初めて1位に輝(かがや)きました。3度目の挑戦(ちょうせん)で日本一となった寺本さんは「将来(しょうらい)は世界一の選手になりたい」と目を輝かせます。

 「面-」「胴-」「すね-」。松江市内中原(うちなかばら)町の島根県立武道館(ぶどうかん)で、小学2年から中学1年までの7人が、真剣(しんけん)な表情(ひょうじょう)でなぎなたを振(ふ)り下(お)ろします。寺本さんは率先(そっせん)して大きな声を出し、下級生を引(ひ)っ張(ぱ)ります。時間が許(ゆる)す限(かぎ)り「もう1回やってみよう」とメンバーに声をかけ、何度も形を確(たし)かめます。

 なぎなたには、防具(ぼうぐ)を身に着けて、1対1で面や胴など決められた部位を正確(せいかく)に素早(すばや)く打ち込む「試合競技」と、防具を着けずに2人一組で指定された形を行う「演技(えんぎ)競技」の二つがあります。剣道(けんどう)や柔道(じゅうどう)と並(なら)んで、日本の代表的な武道の一つです。

指導する安喰愛さん(左)の話を聞く寺本春葉さん(右から2人目)
 寺本さんは姉の影響(えいきょう)で6歳(さい)のときになぎなたを始めました。「かっこいい。わたしもやってみたい」となぎなたを最初に見たときの印象を話します。今は「つらい練習もあるけど、技(わざ)が決まったときはうれしい」と魅力(みりょく)を語ります。

 週に1回、1~2時間、市内のなぎなた教室で腕(うで)を磨(みが)きます。世界なぎなた選手権(せんしゅけん)で優勝経験(ゆうしょうけいけん)がある安喰愛(あじきあい)さん(32)の指導(しどう)を受け、実力を付けてきました。安喰さんの技術(ぎじゅつ)に少しでも近づきたいと、練習中は積極的(せっきょくてき)に指導を申(もう)し込みます。安喰さんは「練習に向かう姿勢(しせい)がよく、何でも意欲(いよく)的に挑戦する」と寺本さんを評価(ひょうか)します。

 8月に東京都であった全日本少年少女武道錬成(れんせい)大会のなぎなたの試合競技小学5年生の部には72人が出場。寺本さんは初戦から5試合を勝ち抜(ぬ)き、決勝は得意(とくい)の飛び込み面で1本勝ちし、優勝しました。「コートを出た瞬間(しゅんかん)ガッツポーズをした」とうれしさを爆発(ばくはつ)させました。安喰さんも「技の判断(はんだん)がよかった」と振(ふ)り返ります。

 寺本さんは今の課題を「技をもっと素早く正確に出せるようにしたい」と話し、今後の練習にも意欲を見せます。「安喰先生みたいに強い選手になりたい」。目標をしっかり定めた寺本さんは、なぎなたを手に駆(か)け足で練習に向かいます。  

【好きな教科】  図工、体育

【好きな食べ物】 白米

【休み時間の使い方】

      男子と鬼(おに)ごっこ

【尊敬(そんけい)する人】

     安喰愛(あじきあい)先生

2017年11月1日 無断転載禁止

こども新聞