「春が来た」「おぼろ月夜」… 唱歌歌い昔懐かしむ

同公民館が開いた講座で、住民30人が参加した。杉原さんが唱歌について、「音楽」に改められるまでの小学校の教科で、文部省が選んだ曲を意味することも説明した。
この後、参加者は演奏に合わせ、「春が来た」「おぼろ月夜」「冬景色」など四季の情景が浮かぶ8曲を歌い、最後は唱歌の中でも代表的な「故郷(ふるさと)」で声を合わせた。邑南町上田の丸原巧さん(92)は「昔を思い出す懐かしい曲ばかりだった」と話した。
講座では、近くの口羽保育所の園児9人がステージで元気な歌声を披露し、参加者から盛んな拍手を受けた。
杉原さんは各地で唱歌の魅力を伝える活動をしており、「もう一度、唱歌に親しんでもらうことで、良さを後世に引き継ぎたい」と意気込んだ。
2017年11月10日 無断転載禁止