松江大橋 げたで渡って魅力再認識 完成80周年で取り組み

松江大橋でげたを持って参加を呼び掛ける組嶽博志さん
 松江市中心部を南北に結ぶ17代目の松江大橋が、今年で完成80周年となったのに合わせ、市民有志でつくる「松江大橋を守る市民の会」(山口純一会長)が松江ゆかりの文豪・小泉八雲の作品にちなみ、げたで橋を渡ってもらう取り組みを始めた。げたを履いて近くの協賛店で買い物をすれば、特典が得られる制度を創設し、松江のシンボルの魅力を再認識してもらう。

 大橋川に架かる大橋は、松江城築城で資材を運ぶため1608年に初代が架けられた。現在の大橋(全長134メートル、幅12メートル)は1937年10月に完成し、多くの市民に愛されている。

 げたで渡る取り組みは、八雲が作品「神々の国の首都」で、渡る人たちのげたの響く音に心引かれたという逸話を残していることにヒントを得た。松江市末次本町周辺の飲食店や商店に協力を呼び掛け、14店舗が賛同。げたを履いて協賛店を訪れると、商品の割り引きや飲み物のサービスを受けられる。

 げたは、同市末次本町の山口薬局と松江シティホテルで大人200円、子ども100円で2時間貸し出す。市民の会は、大橋の魅力とともに、協賛店と特典の一覧を記したパンフレットを作製。げたを貸し出す山口薬局と松江シティホテルのほか、松江市内のホテルに置く。

 12日に同市末次本町のカラコロ広場であるイベントで、げたの出張貸し出しを行う。同会事務局の組嶽博志さん(51)は「げたで渡って大橋の良さを再確認してもらい、大橋80歳の誕生日を大勢で祝いたい」と話した。

 問い合わせは松江大橋を守る市民の会事務局、電話0852(32)0069。

2017年11月12日 無断転載禁止