三江線や恐竜のかご力走 美郷で「鴨山駕籠かき大会」

趣向を凝らしたかごを担いで力走する出場者たち
 趣向を凝らしたかごを担いで街中を力走する美郷町の名物イベント「鴨山(かもやま)駕籠(かご)かき大会」が12日、同町粕渕の邑智小学校校庭を発着点とする2キロのコースであった。JR三江線や恐竜を題材にしたユニークなかごも登場し、沿道の住民たちは全力の走りに盛んな声援を送った。

 同町湯抱地域にあり、斎藤茂吉が万葉歌人・柿本人麻呂の終焉(しゅうえん)の地と唱えた「鴨山」にちなんだ大会で、同町の商工会や観光協会が実行委員会をつくって毎年開催している。35回目の今年は美郷と川本、大田、雲南、広島の県内外5市町から13チーム計64人が出場し、かごのユニークさや、スピードを競った。

 地元のJAチームは、来春で廃止となる三江線を表現したかごで熱走した。3世代にわたって懐かしんでもらおうと、蒸気機関車と全線開通時の記念列車、神楽ラッピング列車の3両を連結した力作で、町民らの注目を集めた。巨大な将棋の駒や、恐竜を施したかごもお目見えし、沿道を沸かせた。

 同校校庭では町産業祭も同時開催され、特産品の販売コーナーなどが並び、大勢の来場者でにぎわった。

2017年11月13日 無断転載禁止