きらめく星 銀河を探そう

双眼鏡(そうがんきょう)で光の広がり観察を

 アンドロメダ銀河(ぎんが)を探(さが)してみましょう。それは、肉眼(にくがん)で見える最も遠い天体です。

 秋の夜、頭の上には四つの星でできた「秋の四辺形」が目立っています。南を向いて空を見上げたとき、四辺形の左上にあたる星をアルフェラッツといい、その星から左にミラク、アルマクという同じぐらいの明るさの星をつないだあたりがアンドロメダ座(ざ)です。アンドロメダは神話に登場するお姫様(ひめさま)の名前です。

 ミラクから枝分(えだわ)かれした星の並(なら)びを上にたどると、その先にアンドロメダ銀河が見つかります。アンドロメダ座にある銀河なのでそう呼(よ)ばれます。

 銀河とはたくさんの星の集まりで、アンドロメダ銀河の場合はざっと1兆個(ちょうこ)の星でできています。ただ、たいへん遠くにあるため、一つ一つの星は分からず光のしみのように見えています。その距離(きょり)は230万光年(こうねん)、つまり光の速さで230万年かかるところにあります。この銀河を探す目印(めじるし)として説明した星たちまでの距離は数十光年から数百光年ですので、けた違(ちが)いの遠さです。

 次にぜひ双眼鏡(そうがんきょう)を使ってみてください。街(まち)明かりがあって肉眼では見にくい場合でも、双眼鏡でその位置を見ると楕円形(だえんけい)の雲のような光の広がりを観察することができます。 

 アンドロメダ銀河を見ることができたら、さらにもう一つの銀河探しに挑戦(ちょうせん)しましょう。ミラクをはさんでアンドロメダ銀河の反対側に、やはり星座の名前のついた、さんかく座銀河があります。肉眼ではまず見えませんが、双眼鏡で探すと淡(あわ)い光のかたまりが見えます。アンドロメダ銀河と同じぐらい遠くにある数百億の星の集まりです。

 宇宙(うちゅう)には無数の銀河がありますが、この二つは特に見やすい代表的な銀河です。大昔(おおむかし)に銀河を出発した光を、自分の目で捉(とら)えてみてください。

◆島根県立三瓶(さんべ)自然館サヒメル天文事業室長・竹内幹蔵(みきまさ)

2017年11月15日 無断転載禁止

こども新聞