大安寺横切る平城京の六条大路か 道路が都市機能の前提

 大安寺旧境内の復元模型。奥が主要伽藍。六条大路とみられる道路を挟む手前側が七重の塔が東西に並ぶ塔院と呼ばれる地区

 奈良時代の南都七大寺の一つとして知られる大安寺(奈良市)の旧境内を横切っていた平城京の六条大路とみられる道路跡が見つかり、奈良市埋蔵文化財調査センターが16日、発表した。同センターの村瀬陸技術員は「平城京では道路が都市機能の前提だった」と話した。

 藤原京にあった大官大寺が大安寺の前身で、710年の平城遷都に伴い移され、16世紀末までにほとんどの建物が失われた。

 主要伽藍と塔院の間には六条大路が東西に横切っていたとする説があるが、古代寺院を道路が貫通する例は他に確認されておらず、同センターが調査。その結果、幅約1・5~2メートルで東西に走る溝2本発見した。

共同通信社 2017年11月16日 無断転載禁止