ボクシング日本フェザー級タイトル戦 大橋 島根初の日本王者

 日本ボクシングコミッション(JBC)日本フェザー級タイトル戦10回戦が1日夜、東京・後楽園ホールで行われ、同級8位で出雲市出身の大橋健典(角海老宝石)が、初防衛を狙った坂晃典(仲里)に5回3分6秒でKO勝ちし、島根県出身初の日本王者となった。山陰両県出身では今年3月にライト級王者(8月に返上)となった西谷和宏(VADY、倉吉市出身)に続き3人目。

 大橋は2009年10月のプロデビューで、初のタイトル戦。3回まで相手の手数に押されたが、得意の右ストレートで盛り返した。5回の終了10秒前、右フックで、拍子木の音でコーナーに戻ろうとした相手を倒した。

 大橋は21戦15勝(10KO)4敗2分けとなった。

上京10年目悲願のベルト

 出雲工高時代は水泳部だった。プロボクサーを夢見て上京し、10年目でつかんだチャンピオンベルト。新王座に就いた大橋健典は「ボクシングをやってきた証しができた」と喜びに浸った。

 右のファイター同士。3歳年下の王者は細かなフットワークから左ジャブで組み立て、ポイントを重ねてきたが、自信は揺るがなかった。「そのうち当たる」。拳に伝わる確かな手応えから、そう感じた。

 得意の右ストレートで攻めに転じたのは4回。ラッシュをかけた5回はロープまで追い込んだ。残り10秒。拍子木の音で救われたというようにコーナーに戻ろうとした相手の隙を逃さず、右フックで仕留めた。

 ジムに入った当初はアマチュア経験のある同年代がうらやましかったが、やるしかなかった。ステップもガードも一から学び、ここまできた。

 既に、初の防衛戦は来年4月、対戦相手は日本ランキング1位と決まっている。「一戦必勝でやっていけば、道はできる」。今まで通り、そうやって夢の階段を駆け上がっていく。

2017年12月3日 無断転載禁止

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