地域文化を外国人客に ツーリズム推進協 浜田で受け入れ想定ツアー

石州和紙会館の職員から紙すきを教わる留学生
 農山漁村で住民と交流し、地域の暮らしや文化に触れる「しまね田舎ツーリズム」で、外国人旅行者の受け入れを想定したツアーが2日、浜田市内で始まり、旅行者に見立てた県立大(本部・同市野原町)の留学生が紙すきなどを体験した。主催する県や、ふるさと島根定住財団などで構成する同ツーリズム推進協議会が、近年、訪日外国人旅行者の増加とともに農山漁村への関心の高まりも見られることを受け、対応を検討しようと開催。課題を精査して効果的な情報発信の手法を学び、今後につなげていく。

 ツアーの体験プログラムは、10月に市職員や留学生らが意見を出し合い決定。中国、ロシア、台湾からの留学生4人が、同市三隅町古市場の石州和紙会館を訪れ、石州和紙の制作工程を紹介した映像を見た後、同館職員から紙すきの仕方を教わりながら体験した。

 このほか、同町折居のゆうひパーク三隅で海と電車が見える風景も見学、海を背景に電車が通過する場面の写真を撮った。

 台湾からの留学生・リュウ・イリンさん(22)は「はじめて紙すきを体験したがとても面白かった。外国人でも気軽に体験できて楽しいと思う」と満足そうだった。

 同ツーリズム推進協議会の事務局となる県しまね暮らし推進課の加納淳史主任(32)は「受け入れる施設側も笑顔で安心した。気づいたことを今後のインバウンド推進などにつなげたい」とした。

 4人は同日、市内で民泊体験をし、最終日の3日はシイタケ狩りや田舎料理作りの体験を行う。

2017年12月3日 無断転載禁止