新潟水俣病、9人全員認定へ 高裁判決、市が上告せず

 新潟水俣病訴訟の控訴審判決で、東京高裁前で「逆転全面勝訴」と記した垂れ幕を掲げる原告側弁護士=11月29日

 新潟市の男女9人(1人は故人)が水俣病の認定を求めた行政訴訟で、同市は4日、9人全員を患者と認定するよう市に命じた11月29日の東京高裁判決を受け入れ、上告しないと発表した。今後、判決が確定し、患者認定される。

 篠田昭市長は4日、患者の認定について「どこで線が引かれているのかよく分からなかった」と控訴の理由を説明した上で「今回は明確な判断が出たので上告しないことにした」と述べた。原告の60代の男性は「判決が確定すれば、全国で認定を求めて闘っている患者らに大きなプラスだ」と喜んだ。

共同通信社 2017年12月4日 無断転載禁止