浜田・三隅の芸術イベント 「碧い石見の芸術祭」6日閉幕へ

輪切りにした竹を使ったオブジェ「縮尺1/100」を見る市民
 島根県浜田市三隅町内で多彩な芸術イベントを展開する「碧(あお)い石見の芸術祭」が6日、閉幕する。7月から始まった同芸術祭の最後の企画展「小さな世界展」が開かれている同町古市場の石正美術館では5日、来場者らが、40センチ四方以内のサイズで趣向を凝らした作品の鑑賞を楽しんだ。

 同芸術祭は7月中旬、伝統工芸品の石州和紙製のうちわに思い思いの絵を描いた「石州和紙うちわアート展」でスタート。地元出身の日本画家・故石本正氏の名を冠した美術学生対象の日本画展や、石州和紙製品のデザインコンペの優秀作品展など多彩な企画展や関連イベントを行ってきた。

 小さな世界展では、出品者が独特の感性で表現したオブジェや写真、日本画など33点が並ぶ。地元グループ「野山嶽農耕百歳部会」(浜田市三隅町井野)が手掛けたオブジェ「縮尺1/100」(縦40センチ、横40センチ、奥行き30センチ)は竹を輪切りし、重ね合わたユニークな作品で、来場者の関心を集めていた。

 また、眞野久美さん(浜田市熱田町)の「Specimens(スペシメンス)of(オブ)Sea(シー)Glass(グラス)」(縦18センチ、横32センチ、厚さ2センチ)は、三隅町内の海岸で拾ったシーグラスを集め、色や形ごとに並べ分けており、鮮やかな青色が目を引く。

 同芸術祭の事務局を務める澄田佳奈子さん(41)は「ユーモアある作品ばかりが並んでいるので、最後まで楽しんでほしい」と話した。

2017年12月5日 無断転載禁止