輝(き)らりキッズ 剣道全国大会 諦めぬ戦い

毎朝、登校前特訓の成果

反省忘(わす)れず 次戦に挑(いど)む

鶴原(つるはら) みゆさん 国府小(浜田)6年

素振りをする鶴原みゆさん=浜田市黒川町、島根県立石見武道館
 浜田(はまだ)市の剣道(けんどう)チーム「石見恒心会(いわみこうしんかい)」で真剣(しんけん)な表情(ひょうじょう)で練習しているのは、国府(こくふ)小学校(浜田市下府(しもこう)町)6年の鶴原(つるはら)みゆさん(12)です。鶴原さんは5月に松江(まつえ)市であった県道場少年剣道大会兼(けん)全国大会県予選の小学生女子個人(こじん)の部で優勝(ゆうしょう)し、10月8日に仙台(せんだい)市であった全国道場少年剣道選手権(けん)大会に出場しました。

 全国の各道場の代表として選出された精鋭(せいえい)が腕前(うでまえ)を競う大会で、鶴原さんは一つでも多く勝ちたいと意気込(ご)んで試合に臨(のぞ)みました。

 1回戦で岐阜(ぎふ)県の選手と対戦。試合時間の3分間を目いっぱい戦いましたが、相手に胴(どう)を2本取られてしまい、惜(お)しくも、勝利することができませんでした。しかし、「自分なりの剣道ができ、得意の面を積極的に狙(ねら)い、諦(あきら)めずに攻(せ)めていく剣道ができた」と振(ふ)り返ります。

指導者の中川宏さん(右端)の話を聴く鶴原みゆさん(右から2人目)=浜田市黒川町、島根県立石見武道館
 剣道をやっていた父や、中学2年の兄の影響(えいきょう)で、小学1年から剣道を始めました。兄より強くなりたいと、毎朝登校する前に秘密(ひみつ)の特訓をしています。自分でも成長が分かるほど、特訓の成果も出てきました。また、父からの指導(しどう)も受けます。「きついけど、同じことを繰(く)り返すので、教えてもらった通りできるようになった」とうれしそうです。

 指導者の中川宏(なかがわひろし)さん(71)は鶴原さんを「気迫(きはく)や負けん気が強い性格(せいかく)」と分析(ぶんせき)します。「約50年指導をしているが、これだけ剣道にいちずな子どもを見たことがない」と話します。技術(ぎじゅつ)や実力面でも、成長とともに力がついてきたと評価(ひょうか)します。

 次の大会は、来年2月にある島根県立石見武道館(ぶどうかん)少年剣道大会に出場します。全国大会では積極的に攻め込んだ一方、「簡単(かんたん)に面を打ってしまった」と反省。積極的に攻め込みつつも、冷静に、相手を見極(みきわ)めながら戦いたいと作戦を練ります。そのために、練習から試合をイメージして取り組んでいます。

 中学校に進学すると剣道部がなく、陸上部に入部します。「陸上部でもしっかり練習し、剣道で延長戦になったときに戦える体力を身につけたい」と話します。進学後も剣道を続け、「全国大会に出場してベスト8を目指したい」と意気込みます。 

プロフィル

【好きな言葉】百練自得(ひゃくれんじとく)
【将来(しょうらい)の夢(ゆめ)】 小学校の先生
【自分の性格(せいかく)】負けず嫌(ぎら)い
【好きな食べ物】チョコレート

2017年12月6日 無断転載禁止

こども新聞