石見焼工房・尾上窯 戌の置物を制作

来年のえとにちなんだ戌の置物を制作する螺山勝実さん
 島根県浜田市長沢町の石見焼工房・尾上窯で、来年のえとにちなんだ「戌(いぬ)」の置物の制作が大詰めを迎えている。代表の螺山勝実さん(59)が秋田犬をモデルにして丁寧に仕上げており、勇ましい顔つきの置物が工房内に並ぶ。

 同工房は贈答用などとして29年前から毎年、えとの置物を制作しており、県内の土産物店などに納品している。

 今年は、螺山さんが9月ごろから、デザインなどを考え始めた。秋田犬をモデルに選んだ置物は、とがった耳と丸みを帯びた尻尾が特徴的で、見上げる顔が勇敢さを感じさせている。高さと横がともに21センチの大きいサイズなど4種類の計150個を制作する。

 螺山さんは工房内で、800度で素焼きした置物をやすりで磨く作業などに余念がなく、仕上がりを一つ一つ丹念に確認。「力強い造形で、新しい年を迎えるのに良い出来栄えになった」と話した。

2017年12月6日 無断転載禁止