全国総選挙で玉造温泉 「おもてなし特別賞」受賞

玉造温泉街のまち歩きを楽しめるよう趣向を凝らし、設置した看板=松江市玉湯町玉造、姫神広場
 全国の温泉地の取り組みを審査する「温泉総選挙2017」で、松江市の玉造温泉が「おもてなし特別賞」を受賞した。部門別の人気投票では上位を逃したが、観光客が楽しみながらまち歩きできるような工夫を重ねた点が高く評価され、七つの特別賞の一つに「当選」した。グランプリに輝いた前年に続く受賞で、関係者は満足度をさらに高めたいと意気込んでいる。

 総選挙は「うるおい日本プロジェクト」(東京都)が温泉地の活性化を目的に2016年に始め、環境省や経済産業省などが後援する。今年は全国71市町村の83温泉地が、「リフレッシュ」「絶景」など9部門の中から3部門を選んでエントリー。7~10月にインターネットや公式イベントで誰でも参加できる「国民投票」を行い、149万票が寄せられた。

 玉造温泉は「うる肌」「女子旅」「歴史・文化」の3部門にエントリーしたが、いずれも上位5位には入れなかった。

 一方、まち歩きを楽しめる取り組みが審査員から高評価を得た。松江観光協会玉造温泉支部が縁結びと関連付け、撮影・立ち寄りスポットを紹介する看板を設けたほか、市が整備した休憩所「おすそわけ茶屋」を住民が運営し、観光客と交流するなど独自の工夫をしており、おもてなし特別賞に選ばれた。

 16年はグランプリに当たる環境大臣賞と、「うる肌部門」1位を受賞している。松江観光協会玉造温泉支部の周藤実事務局長(71)は「『組織票』は呼び掛けておらず、連続受賞に驚き半分、喜び半分。これまでの取り組みをさらに深めたい」と話した。

2017年12月7日 無断転載禁止