培った伸びやかな声 本社文化センター謡曲受講生が発表会

伸びやかな声を披露する出演者
 能の観世流謡曲を学ぶ市民団体「松江井上松聲会」の発表会「謡曲仕舞の会」が10日、松江市白潟本町のスティックビルであり、受講生ら約20人が日頃の稽古で培った伸びやかな声を披露した。

 受講生は、山陰中央新報社文化センター松江教室で月1回、国指定重要文化財「能楽」技能認定者の井上裕久さんの手ほどきで、腕を磨いている。

 受講生は着物やはかま姿で登場し、能の筋書きを読み上げる素謡と、面を付けず舞う仕舞の計14演目を披露した。このうち素謡で、平経正の亡霊が僧侶に成仏を頼む「経正」では、掛け合い役をはじめとする計7人が朗々と声を響かせた。

 謡曲歴20年になる松江市西津田6丁目の酒井恭子さん(71)は「緊張したが、情景を思い浮かべて読むことができるようになった」と話した。

2017年12月12日 無断転載禁止