きらめく星 流星の正体

ふたご座流星群の流星=2015年12月13日、出雲(いずも)市西新町(にししんまち)で撮影(さつえい)
彗星(すいせい)がばらまいたちり

 流星(せい)を見たことがありますか。流星を見るために、特別な道具はいりません。なるべく長い時間、夜空をながめていればよいのです。

 流星は、よく流(なが)れ星(ぼし)とも呼(よ)ばれますが、星が流れているのではありません。その正体は、宇宙(うちゅう)から地球の大気に飛び込(こ)んでくる小さな岩石などの粒(つぶ)です。ほとんどの粒が数センチから1ミリ以下の大きさで、たいへんな速さで飛び込んでくるため、熱で消えてなくなると同時に、高温になった周りの空気が光るのです。地球の周りにはそんな粒がたくさんあるので、流星はいつでも現(あらわ)れる可能性(かのうせい)があります。

 流星は、ほうき星ともいわれる彗星(すいせい)に深い関わりがあります。彗星は時には長い尾を出し、ちりをまき散らします。このちりが流星のもとになる粒なのです。特に彗星の通った跡(あと)のちりが濃(こ)い部分に地球がさしかかる日には、多くの粒が大気に飛び込んできて流星が見やすくなります。これを流星群(りゅうせいぐん)といいます。

 きょう12月13日の夜や明日14日の夜は、ふたご座(ざ)流星群が見ごろです。天気がよければ、ぜひ見てください。できるだけ長い時間観察してほしいところですが、寒い時期ですし、翌日(よくじつ)の学校もありますので、少しの時間、家のそばやベランダなどから見るだけでも構(かま)いません。

 ふたご座を中心にして、どの方向の空にも流星が現れます。一年を通したいろいろな流星群の中でもこの流星群はとりわけ活発で、多いときには1時間に空全体で40個程度(こていど)流れると予想されていますので、短い時間でも運が良ければいくつか見られるかもしれません。

 もし天気が悪かったら、時間がある晴れた夜に星空をじっくりながめてください。流星は毎晩(まいばん)流れています。

◆島根県立三瓶(さんべ)自然館サヒメル天文事業室長・竹内幹蔵(みきまさ)

2017年12月13日 無断転載禁止

こども新聞