2017年山陰10大ニュース 鳥取

 山陰中央新報社は2017年の島根、鳥取両県の十大ニュースを選んだ。

鳥取県は1位が全国和牛能力共進会での7区(総合評価群)での2席。2位は1、2月の記録的大雪、3位は県立美術館の建設地を倉吉市にする方針決定だった。

【1】第7区の2席を獲得し、額章を付けて場内を1周する鳥取県の代表牛=9月10日、仙台市宮城野区、夢メッセみやぎ
【1位】和牛全共、県勢7区2席(9月)極めた和牛 全国で快挙
 仙台市で9月に開かれた第11回全国和牛能力共進会(全共)で、鳥取県勢は国内トップクラスの産肉能力がある県種雄牛「白鵬85の3号」の産子をそろえた第7区(総合評価群)でトップに次ぐ2席に入り、総合成績に当たる道府県別の団体表彰も5席となった。肉牛の部と種牛の部を合わせて総合評価する第7区では出品16道県中、肉牛の成績でトップに立ち、種牛でも5位と健闘した。





【2】記録的な大雪となった鳥取市で、線路の除雪作業をするJRの職員ら。右奥は大雪の影響で立ち往生する列車=2月11日
【2位】鳥取県東部中心に記録的大雪(1、2月)

 冬型の気圧配置が強まった影響で1月23日から24日にかけて大雪が降り続き、鳥取県内の主要道路で少なくとも約700台が立ち往生した。同県智頭町では一時80世帯以上が孤立状態になった。2月10日から11日にかけても大雪となり、鳥取市内では男性1人が死亡したほか、列車が約22時間足止めされた。同市の積雪は平年の10倍超の91センチに達し1984年2月以来、33年ぶりに90センチを超えた。


【3】鳥取県立美術館の建設場所について、倉吉市営ラグビー場で一致した県教育委員=3月3日、鳥取市東町1丁目、県庁
【3位】県立美術館建設地、倉吉市に決定(3月)
 鳥取県教育委員会が3月、県立博物館(鳥取市)から分離新設する県立美術館の建設地を倉吉市営ラグビー場とする方針を決めた。建設地を巡っては、鳥取市と県中部5市町の誘致合戦が激化。県民意識調査で、新築移転計画のある鳥取市庁舎敷地など候補地4カ所のうち、同ラグビー場が最多の28・5%から支持を受けた。教育委員の中には異論もあったが、調査結果を覆せなかった。


【4】暴行問題で現役を引退し、記者会見で謝罪する横綱日馬富士関=11月29日、福岡県太宰府市
【4位】大相撲鳥取巡業中に暴行事件(11月)
 大相撲の東横綱日馬富士関(33)=モンゴル出身、伊勢ケ浜部屋=が10月の秋巡業中、酒席で鳥取城北高校出身の平幕貴ノ岩関(27)=モンゴル出身、貴乃花部屋=を殴るなどの暴行を加えて頭部にけがを負わせたことが11月14日、分かった。日馬富士関は責任を取り引退。鳥取県警は12月11日、傷害容疑で元横綱を書類送検し、鳥取地検は年内にも略式起訴する方向で検討に入った。





【5】上田美由紀被告の上告審判決が言い渡された最高裁第1小法廷=7月27日
【5位】連続不審死の上田被告 死刑確定(8月)
 鳥取連続不審死事件で男性2人への強盗殺人罪などに問われた元スナック従業員上田美由紀被告(43)の上告審判決で、最高裁第1小法廷(小池裕裁判長)は7月27日、「強固な殺意に基づく計画的で冷酷な犯行。刑事責任は極めて重い」として、被告の上告を棄却した。8月23日付で被告の訂正申し立てを退け、一、二審の死刑判決が確定した。


【6位】滑走路から外れたC2輸送機=6月9日、境港市佐斐神町、米子空港
【6位】米子空港でC2輸送機 滑走路外れる(6月)
 航空自衛隊美保基地(境港市小篠津町)に3月28日、C1輸送機の後継となるC2輸送機3機が配備された。基地への配備は全国初。運用試験中の6月9日に米子空港(同市佐斐神町)で滑走路を外れ、草地に入って止まるトラブルが発生。操作ミスが原因と判明し、同基地は、再発防止のため操作手順書の見直しと全操縦士への教育の徹底を図った上で7月に飛行を再開した。


【7】前年イベントの秋のたいまつ行列で、たいまつを持って参道を下る参加者=9月24日、鳥取県大山町大山
【7位】大山開山1300年祭 機運盛り上がる(通年)
 2018年の大山開山1300年祭に向け、中核イベントとして誘致した「山の日」記念全国大会の開催をはじめ「自然」「登山」「食」をキーワードにした関連行事の日程が決まるなど機運盛り上げが進んだ。9月24日には前年イベントとして鳥取県大山町で秋のたいまつ行列があり、登山愛好家ら約500人がたいまつを手に大神山神社奥宮から博労座までの参道約1.5キロを行進した。


【8位】JR東浜駅のホームに入る「トワイライトエクスプレス瑞風」=6月17日、鳥取県岩美町陸上
【8位】「瑞風」デビュー 東浜、鳥取に停車(6月)
 山陰両県などを周遊するJR西日本の豪華寝台列車「トワイライトエクスプレス瑞風(みずかぜ)」が6月17日、運行を始めた。一番列車は大阪発下関行きの山陰下りコース(1泊2日)で、両県では初めて東浜駅(鳥取県岩美町)に臨時停車し、地元住民ら300人以上が深緑色の「走るホテル」を出迎えた。下関-大阪駅の山陰上りコース(1泊2日)の鳥取駅(鳥取市)には20日に初めて立ち寄った。



【9】米子市長選で初当選し、万歳する伊木隆司氏=4月16日、米子市東福原4丁目の事務所
【9位】新市町長 相次ぎ誕生(4、10、11月)
 鳥取県内4市町で新首長が誕生した。4月16日投開票の米子市長選は無所属新人の伊木隆司氏(43)が無所属新人2人を破り、同日の大山町長選は無所属新人の竹口大紀氏(35)が3選を目指した無所属現職に競り勝った。10月29日投開票の三朝町長選は無所属新人の松浦弘幸氏(59)が無所属新人同士の一騎打ちを制し、11月14日の岩美町長選は無所属新人の西垣英彦氏(57)が無投票で当選した。

【10】11選を果たし、万歳をして喜ぶ石破茂氏=10月22日鳥取市戎町の事務所

【10位】花束を手に支持者の祝福に応じる赤沢亮正氏=10月22日、米子市加茂町1丁目の事務所

【10位】衆院選鳥取1、2区、自民が議席独占(10月)
 第48回衆院選が10月22日投開票され、鳥取1区は自民党前職の石破茂氏(60)が11選を果たし、2区は同党前職の赤沢亮正氏(56)が5選を遂げた。自民党は2005年以降5回連続の議席独占。2区の希望の党元職・湯原俊二氏(54)は4度目の選挙区敗戦で、重複立候補した比例中国ブロック(定数11)での復活当選もならず。共産党は1区の新人・塚田成幸氏(53)、2区の新人・福住英行氏(41)とも敗れた。

2017年12月25日 無断転載禁止